クラウドサーバーはどう選ぶ?導入メリットやポイントを徹底解説



インターネットビジネスが主流になった現在、クラウドサーバーを導入する企業が増えています。クラウドサーバーは個人向けのものから法人向けのものまで種類が豊富にあります。何を基準に選べばいいか悩んでしまう担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、法人向けクラウドサーバーを5つに厳選して徹底比較!クラウドサーバーの選び方も合わせて解説しているので、どんなサーバーを選べばいいか検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

クラウドサーバーを選ぶときのポイント

はじめに、クラウドサーバーを選ぶときのポイントを解説します。

用途に適している料金と容量のサーバーを選ぶ

まずは導入するサーバーが使用する用途に適している料金と、容量であるかを明確にしておくことが重要です。企業のWebサイトは容量が大きくなるため、容量の小さいサーバーを選んでしまうと表示速度が遅くなり、ユーザビリティの低下につながります。

また、アクセスが集中した際にサーバーの容量が小さいとサーバーダウンを起こし、サイトにアクセスできない事態になりかねません。容量の小さいサーバーは比較的安価で導入できますが、法人で利用する場合は用途に見合った容量のサーバーを選びましょう。

セキュリティ体制が整っているサーバーを選ぶ


サーバーは基本的には24時間365日稼働しているため、いつどんなトラブルが発生してもおかしくありません。情報漏洩を防ぐためにも、セキュリティ体制が整っているサーバーを選ぶことは最も重要なポイントといえます。

その中でも下記のようなセキュリティ機能が付いているかチェックしておくといいでしょう。

●SSL
SSLとは「Secure Soket Layer」の略で、インターネット上のデータを暗号化する機能です。2018年からGoogle検索では、この機能が付いていないWebサイトには「このWebページは保護されていません」という文言が付くようになりました。個人情報の取扱いが多いサイトは必須で取り入れるべき機能のひとつです。

●IDS/IPS
IDS/IPSとは、ネットワーク上での不正侵入を検知し、防御するシステムです。セキュリティを守るソフトウェアとして「ファイアウォール」が有名ですが、IDS/IPSでは、ファイアウォールではできない対策が可能です。

●Web改ざん検知
Web改ざん検知とは、Webサイトを毎日巡回してWebページが改ざんされていないかをチェックする機能です。企業のホームページなどで必須のセキュリティシステムです。

サポート体制が充実しているサーバーを選ぶ


たとえば、急にサイトが表示されなくなってしまったり、見たことない文字列が表示されるようになったりといったトラブルが発生したとします。トラブルが発生した場合、専門の業者に対応してもらうケースがほとんどです。

セキュリティ体制が整っているサーバーであれば、トラブルが発生した際に即座に電話やチャットで対応可能なサーバーを選ぶのがおすすめです。

クラウドサーバーを導入するメリット


つづいて、クラウドサーバーを導入するメリットについて解説していきます。

初期費用の低減


クラウドサーバーはレンタルサーバーよりも比較的安価で導入できるものが多いです。サーバーのレンタルは機材など初期費用がかかってしまうものですが、クラウドサーバーはネット上で全ての作業を行うので費用を抑えることができます。

運用コストの軽減


通常レンタルサーバーを設置すると、社内に専門の担当者をおく必要があります。クラウドサーバーにすれば、専門業務はサーバー提供者に任せておけるので担当者をつける必要がなくなり、人件費の削減にもつながります。

セキュリティーレベルの向上


クラウドサーバーは、インターネット上でのサーバーなので地震や水害といった災害に強いメリットがあります。災害によって機密情報を失くしてしまう事態を防ぐことができます。

法人向けおすすめクラウドサーバー5選

つぎに、法人向けのおすすめクラウドサーバーを5つ解説していきます。

Alibaba Cloud


「Alibaba Cloud」は中国の大手企業である「アリババ」が提供するクラウドサーバーです。世界第3位の導入実績があり、国際オリンピック委員会と長期パートナーシップ契約を締結しています。

料金はサブスクリプション制となっており、新規無料アカウント登録で3万円分のクーポンが利用可能です。セキュリティシステムも世界最高水準のシステムを構築しているので、セキュリティ重視サーバーを検討中の方におすすめです。

さくらのクラウド


「さくらのクラウド」は圧倒的なコストパフォーマンスが人気のクラウドサーバーです。日本国内に複数拠点をかまえているため、災害時の復旧やバックアップ体制が万全で、損害を最小限に抑えられます。初期費用は無料で、月額1,400円から利用可能です。

Amazon EC2


「Amazon FC2」は世界最大手の通販サイトであるAmazonから提供されているクラウドサーバーです。世界で100万社以上の導入実績があり、業界第一位を誇ります。プランが豊富で、用途に合わせて選択できるのも魅力のひとつ。1年間のお試し期間もあるので、試しに使ってみるのもいいかもしれません。

Virtual Machines


「Virtual Machines」はMicrosoft社が提供しているクラウドサーバーで、その信頼度の高さから人気があります。WindowsやLinuxなどの仮想サーバーの構築スピードは圧倒的に早く、ビッグデータ解析などさまざまな機能を利用することができます。初期費用は無料で、プランによって料金は変動します。

IBM Cloud


「IBM Cloud」はIBM社から提供されているクラウドサーバーで、サポート体制が充実していることから多くの導入実績があります。チャット・電話でのサポートが24時間受けられるのはとても魅力的です。IBM社の持つ高い技術力が信頼度を上げています。

クラウドサーバーを使いセキュリティーレベルの向上を図ろう


クラウドサーバーは、現在のビジネスシーンでは必要不可欠なアイテムです。特に、個人情報の取扱いが非常に厳しい基準を設けている企業も増えてきました。クラウドサーバーのセキュリティシステムは高い水準を持ったものが多いので、信頼感アップにも役立つでしょう。

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この記事を書いたライター

at WEB編集部
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